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土板天日塩

わずか15〜20年前までは、ほとんどの塩田が土板でしたが、過重な労働、一般的な壮版(オンドルの床に貼る厚い油紙)塩と同じ価格、低い生産性などにより、姿を消していきました。

土板塩で塩田を運営するためには厳しい労働が要求されます。天日塩の品質を高め、生産性を高めるために、毎日ローラーを転がして結晶池を固めなければならず、このように固められた結晶池の上に濃縮した鹹水を上げて1〜2日程度待ってから、真っ白な天日塩を採取することができます。

採取する時も木でできた柄振りを一箇所に集める方向に引っ張って行き、どっしりした柄振りを持って引き返し、再度引っ張ってくるという作業をしなければなりません。これは多くの時間を消費し、また力も必要とされる作業でした。壮版を設置した塩田では、ローラー作業がなくなり、板の上に塩を集めるのはゴム柄振り(木にゴムをあてて作った柄振り)を活用して、比較的短時間で終えることができようになり、土板塩田よりも大きく労働力を減らすことができました。

また、土板塩は昔はあまり高い値で売れませんでしたが、現在は土板塩を求める人たちに直接取引で、より高い価格で販売されており、土板塩を生産していた昔とは大きく変わりました。当時は新製品のように考えられた「白い塩」が人気を得て、汚れているように見える土板塩は次第に壮版塩にその座を奪われるようになりました。上の写真でもわかるように壮版塩とは異なり、土板塩は黄色で汚れて見えるという偏見がありました。しかし、黄色は清浄干潟の栄養が混ざった色なので、ウェルビーイングを好む現代人が徐々に関心を持つ天日塩となりました。

土板塩田は結晶池の土をローラーで固める作業が非常に重要で、雨が降った後に結晶池を乾燥させて、ある程度の強度を維持してから濃い濃度の塩水を塩板に上げます。壮版塩田は、このような過程が省略されるため、雨が止めばいつでも塩水を上げることができるので、生産量が増加しました。また、蒸発池が黒い壮版であるため蒸発量も多く、大量の塩を得ることができ、塩田というものが現れてから煮塩田がすべて消えたように、土板塩田は生産量で劣るため瞬く間に消えてしまいました。